パニック障害〜からだと健康〜
asahi.comより
パニック障害
激しい発作と恐怖感 抗うつ薬で治療に効果
パニック障害は突然、心臓がどきどきする、呼吸が苦しくなる、
激しいめまいがするなどの自律神経系の嵐のような身体症状と
ともに、激しい不安を中心とする精神症状が発作的に発現する
病気です。
このままでは死んでしまうのではと激しい不安を訴え、救急車
で病院に運ばれることがよくありますが、心電図検査やMRI
画像検査などの検査では異常が発見されません。
内科の医師からは当初、狭心症などの心臓疾患を疑われるの
ですが、検査では異常が見つからず、自律神経失調症、心身症、
心臓神経症、過呼吸症候群などと診断されることが多いよう
です。
もっとも、つい最近まで、精神科の教科書でも不安神経症と
して分類され、精神分析などの精神療法の対象とされていた
ために、いまだに混乱した状況にあるように思われます。
今から40年ほど前に米国の精神科医クラインが、当時「不安・
恐怖反応」と診断していた一群の患者に、うつ病に効果がある
ことが見いだされたばかりのイミプラミンを投与したところ、
激しい不安発作が劇的に消失したことから、新しい症候群と
してのパニック障害が日の目をみることになったのです。
1980年には米国の精神医学会の分類に採用され、広く認知
されるようになったわけです。
かつては、精神療法のみが治療法と考えられていた不安神経症
の中で特徴的な症候を示す一群の疾患が、抗うつ薬で治療可能
な病態であることが明らかになってきたのです。
パニック発作はある一定の時間に、激しい恐怖感や不安感と
ともに次のような身体症状が4つ以上出現します。
(1)心臓がどきどきする
(2)ひどく汗をかく
(3)身体が震える
(4)呼吸が苦しい
(5)息が詰まる
(6)胸の不快感
(7)吐き気
(8)めまい、ふらつき
(9)現実感がない
(10)狂うと思う
(11)死ぬと恐れる
(12)しびれ感
(13)寒気、ほてり
これらの症状は10分以内にピークに達します。
約30分以内に症状が消えることが多いのですが、時には半日
も持続することがあります。
パニック発作がはじめて起きてから、次の発作が起きるまでの
時間は様々で、多くは1週間以内に2回目の発作が起きます。
だんだん、発作が出現しやすくなり、月に8回以上になること
が多いようです。
パニック発作を1度でも経験すると、命の危険をひしひしと
感じ、発作に対する恐怖感は計り知れません。
発作は突然出現することが多いので、またいつかこの恐ろしい
発作が起こるのではと、常に不安感を持ち続けることになり
ます
この症候を予期不安といいますが、パニック障害では
ほとんどの症例で出現します。
また、パニック障害では多くの症例で広場恐怖をともないます。
広場恐怖とはパニック発作が起こることを恐れ、助けが求め
られない場所や逃げ出すことができない場所にいることを不安
に感じたり、その様な場所を避ける状態です。
飛行機や地下鉄などの乗り物やトンネル、エレベーターなどの
狭い、閉ざされた空間、美容院、歯科医、スーパーのレジの
行列などでパニック発作が出現することが多く、そのような
場所をひどく恐れるようになります。
パニック障害は脳内のセロトニンやノルアドレナリン神経系の
ネットワークの不調によって発現すると考えられています。
したがって、その治療はこれらの神経系を調整する薬物に
よって効果がもたらされます。
治療の基本はパニック発作を完全に消失させることですが、
薬物だけでは不十分なことがあります。
広場恐怖には段階的に恐れている場所を自ら体験する療法
(エクスポージャー)が効果を示します。
パニック障害は症状発現後なるべく早期に専門医によって治療
を受けることが必要です。
治療までの期間があまり長くなると治療効果が不十分で、
いわゆる難治例となることがあるからです。
http://hokkaido.yomiuri.co.jp/karada/karada_030603.htm
パニック障害
激しい発作と恐怖感 抗うつ薬で治療に効果
パニック障害は突然、心臓がどきどきする、呼吸が苦しくなる、
激しいめまいがするなどの自律神経系の嵐のような身体症状と
ともに、激しい不安を中心とする精神症状が発作的に発現する
病気です。
このままでは死んでしまうのではと激しい不安を訴え、救急車
で病院に運ばれることがよくありますが、心電図検査やMRI
画像検査などの検査では異常が発見されません。
内科の医師からは当初、狭心症などの心臓疾患を疑われるの
ですが、検査では異常が見つからず、自律神経失調症、心身症、
心臓神経症、過呼吸症候群などと診断されることが多いよう
です。
もっとも、つい最近まで、精神科の教科書でも不安神経症と
して分類され、精神分析などの精神療法の対象とされていた
ために、いまだに混乱した状況にあるように思われます。
今から40年ほど前に米国の精神科医クラインが、当時「不安・
恐怖反応」と診断していた一群の患者に、うつ病に効果がある
ことが見いだされたばかりのイミプラミンを投与したところ、
激しい不安発作が劇的に消失したことから、新しい症候群と
してのパニック障害が日の目をみることになったのです。
1980年には米国の精神医学会の分類に採用され、広く認知
されるようになったわけです。
かつては、精神療法のみが治療法と考えられていた不安神経症
の中で特徴的な症候を示す一群の疾患が、抗うつ薬で治療可能
な病態であることが明らかになってきたのです。
パニック発作はある一定の時間に、激しい恐怖感や不安感と
ともに次のような身体症状が4つ以上出現します。
(1)心臓がどきどきする
(2)ひどく汗をかく
(3)身体が震える
(4)呼吸が苦しい
(5)息が詰まる
(6)胸の不快感
(7)吐き気
(8)めまい、ふらつき
(9)現実感がない
(10)狂うと思う
(11)死ぬと恐れる
(12)しびれ感
(13)寒気、ほてり
これらの症状は10分以内にピークに達します。
約30分以内に症状が消えることが多いのですが、時には半日
も持続することがあります。
パニック発作がはじめて起きてから、次の発作が起きるまでの
時間は様々で、多くは1週間以内に2回目の発作が起きます。
だんだん、発作が出現しやすくなり、月に8回以上になること
が多いようです。
パニック発作を1度でも経験すると、命の危険をひしひしと
感じ、発作に対する恐怖感は計り知れません。
発作は突然出現することが多いので、またいつかこの恐ろしい
発作が起こるのではと、常に不安感を持ち続けることになり
ます
この症候を予期不安といいますが、パニック障害では
ほとんどの症例で出現します。
また、パニック障害では多くの症例で広場恐怖をともないます。
広場恐怖とはパニック発作が起こることを恐れ、助けが求め
られない場所や逃げ出すことができない場所にいることを不安
に感じたり、その様な場所を避ける状態です。
飛行機や地下鉄などの乗り物やトンネル、エレベーターなどの
狭い、閉ざされた空間、美容院、歯科医、スーパーのレジの
行列などでパニック発作が出現することが多く、そのような
場所をひどく恐れるようになります。
パニック障害は脳内のセロトニンやノルアドレナリン神経系の
ネットワークの不調によって発現すると考えられています。
したがって、その治療はこれらの神経系を調整する薬物に
よって効果がもたらされます。
治療の基本はパニック発作を完全に消失させることですが、
薬物だけでは不十分なことがあります。
広場恐怖には段階的に恐れている場所を自ら体験する療法
(エクスポージャー)が効果を示します。
パニック障害は症状発現後なるべく早期に専門医によって治療
を受けることが必要です。
治療までの期間があまり長くなると治療効果が不十分で、
いわゆる難治例となることがあるからです。
http://hokkaido.yomiuri.co.jp/karada/karada_030603.htm
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